和声会について

深い精神性の追及と、より高次な音楽表現を目指し、音大生及びその卒業生を軸に1996年に結成された混声合唱団。

 定期公演の場におけるオーケストラとの共演(カンタータ、オラトリオ、ミサ曲等)に重点を置く一方、合唱作品におけるスタンダードナンバーはもとより、邦人作品の紹介にも積極的に取り組んでいる。

 また、クラシックから演歌までをモットーに多くのイヴェントにも参加する(変わった所では、日産スタジアムスマイルプロジェクト、ウタジアムVol.0に出演、当時の横浜F・マリノスの本拠地、日産スタジアムにて”第九”を歌う)など、地域、一般の方々に親しんでいただける演奏を心がけている。

 2002年以降、幾度となく海外公演を重ね、その数は、これまで7ヶ国16都市での22公演にのぼる。殊に2010年ドイツ・バイロイトでの公演では”小児がん撲滅基金”に、2019年スロヴェニア・コペルでの公演では同市大聖堂のオルガン修復基金にそれぞれの収益全額を寄付した事が現地のメディアに大きく取り上げられ、特にコペルでの公演の模様はTV放映された。(一部をメイキング映像として、和声会HP.で御覧頂けます。)

 また、2019年9月に取り上げたチマローザのレクイエムは、初演後譜面が散逸し、長く不完全な状態にあったものを、Breitkopf & Hartel(ドイツ)が編纂。和声会は同社校訂責任者と連絡を取りつつ、およそ200年ぶりに同曲を完全な形で再演。この日の演奏は、一部が同社ウェブサイトに掲載され世界配信されている。2002年よりはフライハイト合唱団の中核として第九を歌い続けてもいる。
海外公演のあゆみ 

      海外公演レポート
 国名 公演場所  オーケストラ 
 チェコ プップホール、及びプップホテル(カルロヴィ・ヴァリ)
聖ヤコブ教会(プラハ)
 カルロヴィ・ヴァリ交響楽団
 ポーランド ポーランド放送局ホール、及びウェスティンホテル
聖十字架教会 (ワルシャワ)   
 国立ポーランド放送交響楽団
 チェコ/
  オーストリア
ズラータコルナ修道院、及びクレムツェ市庁舎(ブドヴァイス) 
シェーンブルン宮殿オランジェリーの間(ウィーン)
 ブドヴァイス交響楽団
 イタリア オペラ座(コモ)、及びイタリア軍将校会館(パドヴァ) 
聖アントニオ大聖堂(パドヴァ) -パドヴァ国際音楽祭に出演
 パドヴァシルバー交響楽団
 ドイツ 聖トーマス教会、及びメンデルスゾーンハウス(ライプツィヒ)
聖ヘドヴィク教会(バイロイト)
 ライプツィヒカンマーフィルハーモニー管弦楽団
 オーストリア ウィナーノイシュタット市立劇場(ウィナーノイシュタット)
ミノリーテン教会(ウィーン)、及びカフェニーメッツ(ザルツブルク
 ジュールフィルハーモニー管弦楽団
 スロヴェニア スロヴェニアフィルハーモニーホール(リュブリャナ)
ポストイナ鍾乳洞、及びコペル大聖堂(コペル)
「3つの宗教的作品」世界初演を行う 
 カンタービレ管弦楽団
 スペイン
*有志十数名が”リトル和声会”としてフランシスコ会修道院500年記念祭に出演  
フランシスコ会修道院(クエンカ)
サント・トメ教会 (トレド)
 クエンカ管弦楽団


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